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エラーコード112の主原因は【台風や集中豪雨】?対処法と修理費用は?

近年、台風や集中豪雨などの自然災害が多発しています。
停電にはなっていないものの、給湯器リモコンにエラーコードが出る、お湯が出ない、湯量が減るなどの給湯器トラブルで困ったことがあるかもしれません。
このようなトラブルは頻繁に起こることではないので、いざ発生したときにパニックになりやすいですよね。

突然の出来事にも落ち着いて対処できるように、しっかりとエラーの内容と対処法を確認しましょう。
本記事では、台風や集中豪雨のときによく出るエラーコードについて解説します。

目次

1.台風・集中豪雨のときにエラーコード112が出るのはどうして?

台風や集中豪雨の際、急に給湯器リモコンにエラーコードが表示されることがあります。
主に出るのはエラーコード112。いったい、このエラーはどういったものを指しているのでしょうか。

112の詳しい内容と対処法、また112以外で出る可能性が高いエラーについて解説したいと思います。

(1)給湯器のエラーコードとは?

給湯器を使っているときに、何らかのエラーが発生すると給湯器リモコンの表示パネルに英数字が表示されます。
これが給湯器のエラーコードで、1995年以降はメーカー間で統一されるようになりました。
各社の取り扱い説明書に書かれているエラー名は多少の違いがありますが、発生内容・対処方法は原則的に同じです。

(2)台風や大雨のときに表示されやすいエラーコード

台風や大雨のときには、112以外にも出やすいエラーコードがあります。ここでは112、111、121の3つのコードについて解説します。

  • 112:ふろ点火不良
    給湯器のエラーコード112は、風呂回路の点火不良によるエラーを表すものです。点火自体ができないため、お湯を出したり追い焚きしたりができなくなります。給湯器内のガス供給が何かの理由で止まっていることが主な原因です。
  • 111:給湯の点火不良
    111は112と同様に、給湯器が点火しないときに出るエラーです。原因も112と同じですが、点火しない回路が112は風呂だったのに対し、111は給湯回路である違いがあります。
  • 121:給湯途中失火
    121は、お湯が出なくなる点は111や112と似たエラーコードです。大きな違いは、お湯を使っている途中で急に出なくなることにあります。111、112と同じような原因で発生しますが、安全装置が働いたうえでのエラーのため、ガス漏れなどの心配はありません。

そのほかのエラーコードについてはこちらの記事をご覧ください。

▶リンナイのガス給湯器が故障?交換工事をする前に

▶ノーリツ給湯器が壊れた?故障・交換は迅速対応します

(3)台風や大雨のときにエラーコードが表示される理由

台風や大雨のとき、エラーコード112や111などのような点火不良や、エラーコード121のように途中失火が起こる理由としては、以下のものが考えられます。

  • 災害によるガスメーターの停止
  • 悪天候による湿気で火がつかない
  • 熱交換器からの水漏れによる失火
  • 点火プラグの劣化

台風や大雨でこのエラーが出た場合には、湿気による点火不良、あるいは熱交換器からの水漏れによる失火が該当する可能性が高いでしょう。

しかし、給湯器の故障や予期せぬ事故が発生していることもあるため、自己判断で原因を決めるのは危険です。
まずはこれからご紹介する対処法をおこない、それでも作動しない場合は適切な業者に修理や点検を依頼しましょう。

2.リモコンにエラーコード112が出た場合、自分でできる対処法

給湯器のリモコンにエラー112が出て、お湯の供給が止まっても慌てず対処しましょう。
エラーコード111や121についても同様に対処できるので試してみてください。

(1)リモコンの再起動

これらのエラーコードは原則的に深刻なトラブルではない場合が多いです。まずは落ち着いて、リモコンの再起動をおこないましょう。
使用している給湯器のメーカーによって、多少の違いがあるかもしれませんが、基本的な方法は以下のとおりです。

  1. 給湯器のリモコンスイッチを「切(OFF)」にする
  2. 室内のガス機器をすべて止める
  3. ガスの元栓を閉める
  4. ガスメーターが停止していることを確認する
  5. ガスメーターの取扱説明書やマニュアルを参照して、復帰ボタンカバーを外す
  6. 復帰ボタンを3秒ほど長押しする
  7. ランプが再点灯するのを確認する
  8. ガスの元栓を開け、ガス機器にガスがきているか確認する
  9. 給湯器のリモコンを「入(ON)」にする

この流れを試して、エラーが消えていれば再起動完了です。

(2)給湯器の排気口の掃除

給湯器本体の排気口が枯れ葉や、ホコリ、蜘蛛の巣やそのほかの物で物理的に塞がれていないかをチェックし、もし塞がっている場合は掃除してください。
掃除が終わったら、先ほどの手順にしたがってリモコンの再起動をします。

排気口まわりをチェックしても何も物がない場合でも、エラーが出た日が大雨・台風であれば、水による排気の詰まりが起きた可能性があります。
その場合は天候が回復してから半日ほど待ってリモコンを再起動します。
給湯器の排気口のセンサーに反応していた物が除去され、水分が蒸発すればエラーが解消します。

(3)対処しても表示が消えないときは?

対処をしても表示が消えないとき、あるいは何度もエラーが出る場合は、ガスの点火部分に不具合があるか部品の故障が考えられます。

また震度5以上の地震が発生すると安全装置が働き、ガスメーターが止まります。
この場合もガスの供給が止まるためエラーコード112が出ますが、地震がおさまってガスの供給に問題がなければ、先ほどのリモコンの再起動で回復させられます。

一般的にエラーコード112が出ても、スイッチの入り切りでガスを再供給すれば問題はありません。
しかし、先ほどの方法で対処しても直らない場合は、ガス漏れなどの危険も考えられるため、すぐに専門の業者に修理・点検の依頼をしてください。

3.エラーコード112が出たときの修理の依頼先と修理費用の目安

給湯器の故障は、万が一ガス漏れなどによる火災が発生することを考えると、軽く捉えることはできません。
エラーコード112が出て対処法を試してみても症状が改善しないときは、専門家に点検や修理を依頼しましょう。

では給湯器に異変があるときには、誰に連絡をすればよいのでしょうか?
主な依頼先と修理費用の目安は以下のとおりです。

(1)ガス会社

いつも利用しているガス会社はすぐに連絡先が分かることもあり、いちばんはじめに思いつくでしょう。
普段から利用しているガス会社なら安心感があるので、依頼しやすいのではないでしょうか。

しかしガス会社は、ガスの供給・販売をメインとしている会社です。
給湯器の交換や販売が専門ではないため、取り扱い機種が少ない、割引があまりないなどのデメリットもあります。

(2)給湯器メーカー

給湯器本体を製造しているメーカーであれば、しっかりとした知識があり安心して、修理・交換を依頼できるでしょう。

ただし、実際の修理などをおこなう際は、地域の下請け業者に依頼する流れが多いのが現状です。
給湯器は毎日使うものなので、できるだけスピード感を持って対応してもらいたいものですが、メーカーの場合はカスタマーセンターを窓口として、地域の業者との日程調整をおこなうため、段取りに時間がかかります。

(3)給湯器専門業者

給湯器専門業者は、給湯器の販売・交換・修理を専門でおこなう業者です。
給湯器専門の取り扱いのため、しっかりとした知識・技術を持っているため、安心して任せられるでしょう。
ガス会社や給湯器メーカーに比べると割引率が高く、比較的お値打ちに入手することができます。

はじめに購入したときから年月が経っていると、家族構成やライフスタイルに変化があることも考えられます。
取り扱っている給湯器の種類も豊富にあるので、万が一故障していて交換する場合にも、給湯器専門業者であれば、さまざまなラインナップから選べるのも嬉しい点ではないでしょうか。

(4)修理費用の目安

修理を依頼するときは、安心できる業者であることだけでなく、費用がどれくらいかかるかも気になるポイントです。
業者によって、含まれる金額が細かく異なるため多少の前後はありますが、一般的には以下の金額を目安に考えておくとよいでしょう。

  • 燃焼系(バーナー劣化など):15,000円~35,000円
  • 電気系(基盤不良・配線腐食など):5,000円~65,000円
  • 安全装置系(温度ヒューズなど):7,000円~60,000円
  • 水量制御系(流量検知、切替弁など):10,000円~35,000円
  • リモコン系:15,000円~40,000円

給湯器の寿命は約10年と言われおり、7年ほど使用すると故障が発生しやすくなります。
長期間使用している給湯器であれば、修理をしてもまた違う場所が故障する可能性も否めません。
使用期間7年前後を目安に、交換を検討してもよいでしょう。

給湯器交換にかかる費用詳細は、こちらをご覧ください。

▶給湯器の価格

(5)給湯器修理・交換における注意点

現在、新型コロナ感染症の影響により給湯器や修理用部品が品薄になっています(2022年8月現在)。
修理の依頼先が決まったら、給湯器や部品の在庫があるかを問い合わせるようにしましょう。
商品や部品が入荷しないと工事ができないため、実際の工事がいつになるかもきちんと確認してください。
あらかじめ、在庫状況をしっかり伝えてくれる業者が安心です。

4.まとめ

近年大型化する台風や多発する豪雨災害。
給湯器の防災準備を考える方は、あまり多くないかもしれませんが、大雨のときに起こりやすい給湯器トラブルについて知っておくと、いざというときに慌てずにすみます。

豪雨などでよく出る給湯器のエラーコード112は、基本的には自分でリセットして回復させることができます。
リセットしても回復できず、エラーが繰り返し出てしまう場合などは、別の原因が考えられるため専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

著者:安田欣爾プロフィール
安田欣爾

給湯器の交換やリフォーム工事を得意とする逗子で70年以上続く工務店の三代目大工。
19歳で大工になり、24歳の時に2級建築士の資格を取得。住まいに関わる仕事を通じて、毎日が安心・安全に暮らせるようお客様のお困りごとをいち早く解決したいという思いで給湯器交換に必要なガスにかかわる様々な資格を取得。
「給湯器交換、リフォーム工事を通じて笑顔で喜んでいただく!」をモットーとし、神奈川、東京、埼玉、千葉の工事を手掛けている。

保有資格
  • 2級建築士
  • 簡易内管施工士
  • ガス消費機器設置工事監督者
  • 応急危険度判定士
  • ガス機器設置スペシャリスト
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