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給湯器エラーコード169! そのまま使って大丈夫?|対処法と修理交換の費用相場
省エネでエコなハイブリッド給湯器でも、故障をすることはあるものです。
今回はリンナイやノーリツのハイブリッド給湯器を使っていてリモコンにエラーコードが表示された場合、どのように対処すればいいのか、また修理交換をする場合の費用相場を紹介します。
ハイブリッド給湯器が便利に使える日常に早く戻れるよう、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.給湯器でエラーコード169が出た! どうして?
エラーコード169は、リンナイやノーリツのハイブリッド給湯器で出るエラーコードです。
各社の説明書によって表現は異なりますが、基本的には同類の故障を指す共通コードとされています。
(1)リンナイ
リンナイのハイブリッド給湯器でのエラーコード169は、暖房側混合弁故障・タンクユニット基板・ハーネスなどの故障という説明です。
ハイブリッド給湯器に限らずですが、基盤などは経年劣化していく可能性が高いです。
また、普段の使用量の多さによっては、一般的な給湯器の寿命よりも短い期間で故障する可能性もありますので注意しましょう。
(2)ノーリツ
ノーリツのハイブリッド給湯器のエラーコード169は、排熱利用給湯暖房ユニットの排熱回路系統が不具合を起こしているというエラーです。
リンナイもノーリツも熱を生み出す部分に不具合を起こしている、あるいは故障している可能性があるとわかります。
2.エラーコード169が出た場合の対処法
リンナイ・ノーリツのエラーコード169は理解できても、これから実際にどう対処すればいいかわからない方のために、対処法を紹介します。
エラーコード169が出たら、まずはリモコンの再起動を試してみましょう。
リンナイ・ノーリツを問わずリモコンの運転スイッチを切って、しばらくしてからつけ直すと、エラーが解除される場合があります。
リモコンの再起動をした後に同じ操作を行っても、暖房が設定温度通りに動作していない、お湯が出ず水しか出ないなどの問題が改善されないようであれば、故障の可能性を考えて給湯器修理・交換業者に連絡する必要があります。
連絡する前には、下記の項目を確認してから連絡しましょう。
- いつから利用している給湯器なのか
- 異音や異臭はしないか
- 給湯器が濡れていないか
- 煙などが出ていないか
- 電源を抜いて入れ直しても改善が見られないか
特に1番目に書いてある「いつから利用している給湯器なのか」の確認は、修理・交換どちらをすべきかを見極めるのに重要な項目です。
一般的な給湯器の寿命が10~15年、ハイブリッド給湯器の寿命は10年程度とされています。
また、どちらのメーカーでもそうですが、機器の製造終了から7年ほど経過すると、修理しようにも該当する部品が作られていないということもあります。
年数の確認をして部品の保有期限に近いようであれば、交換をおすすめします。
さらに使用年数が10年近く経っている給湯器からエラーコード169が出たのであれば、修理をしてもすぐ交換になるため、お金が無駄になってしまう可能性が高いです。
給湯器修理・交換業者に問い合わせした際に、修理・交換どちらがおすすめかを確認してみましょう。
ほかの項目についても、順番に確認していきましょう。
給湯器から異音や異臭がしていないかを見て、ガス漏れがあったかどうかを確認します。
次に給湯器が濡れていないかを確認、煙などが出ていないかを確認して給湯器周辺に異常が見られなかったら、最終的に電源を抜いて入れ直しても改善が見られないかを確認してみましょう。
確認事項をすべてチェックした上でエラーが直らなければ、修理・交換するために業者へ連絡しましょう。
3.修理・交換する場合の費用相場
ハイブリッド給湯器を、寿命を迎えそうな年数で利用している場合は「交換」を、使い始めたばかりなど寿命にはまだ遠い年数であれば「修理」をおすすめします。
(1)修理の場合
故障内容にもよりますが、リンナイでは11,000~33,000円程度が修理費用の相場となっています。
保証期間は1年間で、BL認定品については2年と定まっています。
ただ、商品によって異なることもあるので、自宅にある保証書を改めて確認し、保証期間を確認しましょう。
保証期間が終わっている場合、壊れた部分がどこかによって修理金額が異なってくるため、問い合わせが必要です。
電話の問い合わせだけで特定できれば楽ですが、実際に来てから確認しないとわからないこともありますので、まずは自分で把握している状況を伝えた上で今後の対応について確認しましょう。
ノーリツの場合、公式ページに修理費用は明示されていません。
しかし、買ってから1年もしくは2年の保証期間があるため、自宅の給湯器がその期間以内なのかどうかも併せて保証書を確認するといいでしょう。
保証期間内の場合は、自己負担なく修理対応をしてもらえる可能性があります。
(2)交換の場合
給湯器を交換する場合、リンナイのハイブリッド給湯器「エコワン」は、本体(65万~92.8万円程度)にリモコン(4.2万~5.6万円)がついて、合計70~100万円の金額がかかりますが、給湯器の修理・交換を専門に取り扱っている業者で修理・交換を行った場合、本体価格の値下げ幅が大きいため、半額程度になる可能性も高いです。
ノーリツのハイブリッド給湯器「ユコアHYBRID」も同様の価格帯です。
メーカーで買うと安心感がありますが、出費を抑えて交換したいという要望を持っている方であれば、メーカーよりは給湯器修理・交換の専門業者に依頼するのがおすすめです。
ハイブリッド給湯器は大きさがいくつも揃えられており、必要リットル(L)数に応じて本体価格も幅が広くなります。
交換する場合は、家族の人数や一度に使うお湯の量などに合わせて選びましょう。
そのほかエコジョーズなどの省エネ給湯器への交換であれば、下記のような金額で交換可能です。
壁掛けで16万~19万円、据え置きで16.5万~19万円、熱源付エコジョーズ24万~27万円などが交換費用の目安です。
下記のリンク先は給湯器本体+リモコンセット(呼び出し音付き)+工事+処分費+消費税を含む、交換にかかるすべての費用となります。
価格一覧はあくまで目安となりますので、給湯器交換をお考えの方は、まずはご相談ください。
4.まとめ
リンナイ・ノーリツのハイブリッド給湯器を使っていて、エラーコード169が表示された場合の対処法と修理方法、修理と交換費用相場を紹介しました。
エラーコード169はハイブリッド給湯器を使っていると暖房切換弁やタンクユニット基盤やハーネス、排熱利用給湯暖房ユニットの排熱回路系統の不具合が要因です。
リモコンを再起動してもエラーが直らない場合は、使用年数や使用量に応じて専門業者に修理や交換を依頼しましょう。
修理でも交換でも、給湯器メーカーよりも給湯器修理・交換の専門業者の方が出費を抑えられる可能性がありますので、お気軽にご相談ください。