ガスコンロ交換はどこに頼む? 業者選びのポイント|ガス給湯器交換サービス

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ガスコンロ交換はどこに頼む? 業者選びのポイント

システムキッチンに埋め込まれたガスコンロである「ビルトインガスコンロ」の寿命は、およそ8年から10年です。
耐用年数を経過すると、交換を検討する必要があります。

この記事を読むと、ガスコンロの交換はどこに頼むのが得策なのか、さらに業者選びのポイントや注意点がわかります。

目次

1.ビルトインガスコンロ交換の依頼先と特徴

ガスコンロ交換をどこに依頼するのかによって、工期や費用に違いがあります。
依頼先を大きく6つに分けて、そのメリット・デメリットを解説していきます。

(1)ガス会社

日ごろから利用しているガス会社であれば、安心して交換を依頼できます。
ただし、ガス会社によって扱っている製品に制限があるほか、割引率が低いので費用は割高になります。
ミドルグレードのビルトインガスコンロであれば、工事費込みで11万円から15万円が費用相場です。

(2)工務店

ガス工事が外注になるため、ガスコンロ交換のみの依頼であれば割高で、対応している工務店も多くはありません。
工務店が設計するオリジナルティの高い造作キッチンだと、80万円から300万円と高額です。
一般的に工務店は新築住宅をメインで取り扱っていますので、リノベーションがメインのリフォーム業者を選択した方がいいでしょう。

(3)リフォーム業者

ビルトインガスコンロを購入し、工事も同時に依頼できます。
施工技術は在籍している大工さんの技術力に左右されるため、どこに依頼するのかによって完成度に大きな差があります。
実績や資格などを確認して選ぶようにしてください。

費用相場はミドルグレードのビルトインガスコンロで、工事費込み10万円から14万円です。

(4)ガス機器交換専門業者

ガス機器交換専門業者であれば値引率が最も高いので、費用相場はミドルグレードのビルトインガスコンロであれば、工事費込み9万円から16万円です。
弊社では「簡易内管施工士」や「ガス機器設置スペシャリスト」の資格を持った大工が交換工事を行いますので安心です。
ガスコンロの交換にかかる時間も30分から1時間と迅速に対応できます。

ただし、価格は安くても、無資格で工事をしたり、追加請求をしたりするような悪徳業者も混じっていますので、後述する業者の選び方を参考にしてください。

(5)ホームセンターや家電量販店

ホームセンターや家電量販店でもビルトインガスコンロを販売していますが、施工は協力下請け業者に任せるため中間マージンが発生して割高ですし、作業実施まで時間がかかります。
スタッフの専門知識不足も問題点のひとつです。

費用相場ですが、ミドルグレードのリッセ(リンナイ製品)で工事費込22万円から24万円とやはり高めです。
かなり安い商品もありますが、型落ちしているケースが多いので注意が必要です。

(6)水道修理業者や便利屋系業者など

ガスコンロの修理や修繕などは、水道修理業者や便利屋系業者などでも扱っています。
ただし交換については対応できる範囲が限られていて、扱っているメーカーや製品が限定されているといった問題があります。

修理については迅速に対応してくれますが、施工技術が低かったり、無資格だったり、費用面でトラブルになるケースも多いので、ガスコンロに精通している業者に依頼することをおすすめします。

2.業者選びのポイント

一部ではありますが、悪徳業者が混じっていますので業者選びには注意が必要です。
訪問販売はトラブルに発展する可能性が高いので、実績があり信頼できる業者を日ごろから調べておき、どこにたのむか決めておくことが大切です。

(1)工事者にガスコンロ交換に必要な資格がある

ガスコンロの交換ですから、ガス関連の資格を保有していなければガス管やガス栓を操作する工事はできません(据え置きタイプのテーブルコンロであれば資格不要)。
まずは依頼する業者が資格を保有しているのかどうか、しっかり確認するようにしましょう。

ガスコンロの交換作業には資格が必要です。
無資格での作業は、ガス漏れによる事故の原因にもなりますので大変危険です。
「液化石油ガス整備士」「ガス機器設置スペシャリスト」「ガス可とう管接続工事監督者」といった資格があるのか、Webサイトで確認しておきましょう。

(2)商品や工事費・工事の様子が公開されている

Webサイトを見ても実際の工事費がいくらになるのかわかりにくいようだと、工事後の請求が事前の話よりも高額になるといったトラブルが起こる可能性が高いです。
ビルトインガスコンロがどこのメーカーの、どういった型番の商品なのか、工事費込みでいくらになるのか明確に記されていることを確認しましょう。
その工事が実際にどのようなものなのか、様子まで公開している業者は信用度が高いです。

(3)工事者の身元がはっきりしている

Webサイトに、工事を担当する者の身元がはっきり記されているのかも確認しましょう。
悪徳業者はこういった点を曖昧にしがちですので、信頼できる業者なのか判断しやすい項目です。

(4)お客様の声や施工事例が写真付きで公開されている

ほかのお客様の口コミは重要です。
単純に口コミだけだと操作されている可能性がありますので、施工事例やどの地域なのか、写真付きで工事についてくわしく公開している業者を選ぶようにしましょう。
ただし、評価が高くてもビルトインガスコンロの施工についての事例がないのであれば、専門性が低いのでほかを探した方がいいでしょう。

(5)見積もりがわかりやすく、質問に丁寧にこたえてくれる

訪問販売でよくある営業トークでは、「今日契約するなら値引きする」と、こちらを焦らせて契約を迫ってくるのが常套手段です。
こういった業者は、悪徳業者の可能性が高いので要注意です。
施工前には、追加請求がないかどうかを必ず確認するようにしましょう。

(6)保証内容の確認

ガスコンロのメーカーの保証期間は、通常設置から1年間です。
有料での保証延長については、リンナイ、パロマともに現在設定されていません。
ノーリツは「安心プランS」という有料の延長制度を設けており、5年保証で5,390円になります。(2023年9月現在)

購入した販売店によっては、メーカー保証とは別に自社で工事をしたお客様向けに、有料や無料の長期保証を用意している場合があります。
比較検討の際には販売価格だけではなく、保証内容もぜひ確認してみましょう。

修理と交換はどちらがお得?

ガスコンロ自体は耐用年数に達していないが、重いものを落としてしまってガスコンロの天板がへこんだり割れたりした場合、天板だけを交換することもできます。
費用相場については、ハイグレードの天板は55,000円から80,000円ほど、ミドルグレードの天板は45,000円から50,000円です。
さらにここに作業費5,500円ほどが加わりますので、天板だけ交換するにしても高額です。

使い始めて8年を過ぎていればほかの部品も不具合が発生し、修理費がかかってくる可能性が高いので、ビルトインガスコンロ自体を交換した方がお得です。

3.まとめ

ビルトインガスコンロの交換は、リフォーム業者やガス機器交換専門業者が値引率も高くおすすめです。
地元に密着していますので、交換の工期も短くできます。

ただし、慌てて調べて依頼すると、悪徳業者に引っかかる危険性があります。
実績があり評判の高い業者を、もしものときに備えて今から調べておきましょう。

著者:安田欣爾プロフィール
安田欣爾

給湯器の交換やリフォーム工事を得意とする逗子で70年以上続く工務店の三代目大工。
19歳で大工になり、24歳の時に2級建築士の資格を取得。住まいに関わる仕事を通じて、毎日が安心・安全に暮らせるようお客様のお困りごとをいち早く解決したいという思いで給湯器交換に必要なガスにかかわる様々な資格を取得。
「給湯器交換、リフォーム工事を通じて笑顔で喜んでいただく!」をモットーとし、神奈川、東京、埼玉、千葉の工事を手掛けている。

保有資格
  • 2級建築士
  • 簡易内管施工士
  • ガス消費機器設置工事監督者
  • 応急危険度判定士
  • ガス機器設置スペシャリスト
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