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レンジフード交換はどこに頼む? 業者選びのポイント
レンジフードは、耐用年数の10年を目安にレンジフード交換を検討する必要があります。
工事費込みで20万円前後と高額な製品ですから、どのメーカーを選ぶかだけではなく、どこでレンジフードを交換するのかについての知識も重要です。
この記事を読むと、レンジフード交換をどこに頼むのがいいのか、また業者を選ぶ際のポイントがわかります。
目次
1.レンジフード交換の依頼先と特徴
レンジフード交換の依頼先として、選択肢は6つあります。
依頼先によって工事費込みの価格に差があったり、設置するまでにかかる時間や品質なども異なります。
まずはそれぞれの違いについて解説していきます。
(1)ガス会社
ガスコンロを使用しているのであれば、契約しているガス会社にレンジフード交換を依頼できます。
専門的な知識があり、日ごろから利用しているガス会社であれば、任せても安全・安心です。
ただし、本体価格の割引率は低く、コストは高めになりますので注意が必要です。
例えばクリーンフード(TAG-REC-AP751)幅75cmだと、工事費込みで30万円以上です。
コストよりも、安全・安心重視で依頼先を探している人にニーズがあります。
(2)リフォーム業者
リフォーム業者だと本体価格の割引率が高いので、ガス会社よりもコストを抑えることができます。
例えばクリーンフード(TAG-REC-AP751)幅75cmだと、工事費込みで22万円ほどです。
ただし、リフォーム業者によって施工する技術者のスキルに差がありますので、大工さんが在籍しているような技術力のあるところを探すようにしましょう。
(3)住宅設備交換専門業者
住宅設備の交換を専門としている業者だと、ガスコンロ交換やガス給湯器交換と同じようにレンジフード交換にも対応しているケースが多いです。
住宅設備機器を専門に取り扱っているため、いろいろなメーカーの製品の在庫が豊富ですし、高品質な製品でも割引率が高いのでお得です。
例えばクリーンフード(TAG-REC-AP751)幅75cmだと、工事費込み20万円ほどで取り扱っている業者もあります。
ただし、追加請求するなど、費用面でトラブルを起こす悪徳業者も混じっていますので、実績があり、信用できる業者を選ぶことが大切です。
提示価格の安さだけで選ぶことのないよう、後の章でご紹介する業者選びのポイントも参考にしながら、優良業者に依頼しましょう。
(4)ホームセンターや家電量販店
ホームセンターや家電量販店でも、レンジフード交換は受付しています。
その店独自のポイントが付与されるといった特典がありますし、価格もガス会社と比較すると安く設定されていますが、工事は下請け業者に委託するため中間マージンが発生する分だけ実際は高くなります。
安くても数量限定や、型落ちの製品というケースがありますし、販売スタッフに専門知識がない点も問題です。
(5)緊急駆けつけ・便利屋系業者など
レンジフード交換は、緊急駆け付けや便利屋系業者なども対応しています。
専門業者ではないため知識不足や施工技術不足に注意しなければいけませんし、緊急性の高い修理や修繕に特化しているので、即日交換といった対応は苦手です。
素早くレンジフード交換を行いたいのであれば便利屋ではなく、地域に密着したリフォーム業者か住宅設備交換専門業者に依頼することをおすすめします。
(6)インターネット販売業者
Webサイトや広告上で、レンジフード交換が最も安く紹介されているのがインターネット販売業者です。
例えばクリーンフード(TAG-REC-AP751)幅75cmだと、20万円を下回る価格になっていることも珍しくはありません。
ただし、本体価格だけで表示価格に工事費が含まれていないケースがあります。
この場合は、工事費を上乗せすると4万円から5万円高くなるので注意が必要です。
また、施工についてはそもそも取り扱っていない業者もあります。
コスト削減のため、取付工事は自分でやるから大丈夫だと判断するのは危険です。
レンジフード交換に特別な資格は必要ありませんが、撤去や取付は複雑な作業です。
DIYでコスト削減しても、取付不良で修理を依頼するようになってしまっては本末転倒ですから、レンジフード交換は専門業者に依頼するのが得策です。
2.業者選びのポイント
地域に密着したリフォーム業者や住宅設備交換専門業者は、割引率が高いのでコストを抑えられますし、工事も素早く対応してくれるのでおすすめです。
ただし、悪徳業者の見極めがとても重要になります。
ここからは、業者選びのポイントについて解説していきます。
(1)工事者にレンジフード交換の豊富な実績がある
業者の情報を得るためには、インターネットを利用してWebサイトを閲覧してみましょう。
訪問販売の業者などはWebサイトがないケースがありますが、まったく信用できないので断るようにしてください。
Webサイトで業者の実績を確認する際には、実際にレンジフード交換の経験が豊富なのかどうか注目するのがいいでしょう。
(2)商品や工事費・工事の様子が公開されている
Webサイトを閲覧した際に、安さだけをアピールしていて、実際にレンジフードの価格がどのくらいなのか、工事費は含まれているのかが曖昧な場合は避けた方がいいです。
また、信頼できる業者は、どのように工事を行っているのか、その過程や完成した様子が写真付きで公開されています。
(3)工事者の身元がはっきりしている
悪徳業者は具体的な価格や実績を公表しないばかりではなく、担当者や工事者などのスタッフの名前も公開していない傾向があります。
Webサイトで工事者の名前や保有している資格、実務経験などをはっきりと公表している業者を選ぶようにするといいでしょう。
(4)お客様の声や施工事例が写真付きで公開されている
信用していい業者かどうかの判断材料に、ほかのお客様の口コミの内容があります。
どのような地域のどのような家で工事を行ったのか、その感想はどのようなものなのか、さらに実際の施工事例がお客様との写真付きでWebサイトに多数公開されている業者は、施工したお客様との信頼関係があると判断できるため、優良業者の可能性が高いでしょう。
(5)見積もりがわかりやすく質問に丁寧にこたえてくれる
見積もりについてもどのような対応をしてくれるのかで、信頼できる業者なのかが判断できます。
見積もりの内容が「一式」などとくわしく項目分けされていない場合は、工事完了後に追加請求があるなどトラブルになりやすいですので注意してください。
親切丁寧に、見積もり説明をしてくれる業者を選ぶようにしてください。
訪問販売などで、「今日ならここまで割引します」「今決めてくれたらさらに割引します」といったような営業トークを用いて、こちらを焦らせて契約を迫る業者は要注意です。
(6)保証内容の確認
レンジフードのメーカーの保証期間については、設置から1年間です。
販売業者によっては、有料や無料の長期保証を設定しているケースもあります。
レンジフードの耐用年数の目安が10年ですので、延長保証も最大で10年までが一般的ですが、保証期間や延長費用は業者によってさまざまです。
事前に確認しておきましょう。
販売業者による有料の延長保証は5年で3,800円から5,000円、8年で7,700円から9,000円、10年で10,450円から15,000円ほどが相場となります。
(7)リコールや在庫状況など、最新の情報を常に発信している
親切な業者だと、メーカーの最新のリコール情報や在庫状況などをWebサイトで公開しています。
Webサイトの過去の履歴を確認して、そういったきめ細かい親身な対応を日ごろからしているのかどうかも判断材料のひとつにしてみてください。
3.まとめ
レンジフード交換をするなら地域に密着した実績のあるリフォーム業者か、住宅設備交換専門業者が、価格においても、迅速で専門的なサービスにしても、ほかよりも優れていますのでおすすめです。
このような業者を選ぶ際には、必ずWebサイトを閲覧したり、見積もりの説明を聞いたりして、信頼できる業者なのかどうかも確認するようにしましょう。