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「お手入れ簡単」にこだわるノーリツのレンジフード|特徴と価格相場
レンジフードはメーカーやグレードによって搭載している機能も価格も大きく異なります。
この記事を読むと、レンジフードの人気メーカーであるノーリツのグレード別の機能の違いや価格相場、どのような人におすすめなのかがわかります。
目次
1.ノーリツのレンジフードの特徴と価格帯
ノーリツは、ほかのメーカーと比較するとコストパフォーマンスが優れていることで人気があります。
どのような違いがあるのか、項目ごとに解説していきます。
(1)デザイン
ほかのメーカーの最新型と同じく、ノーリツのレンジフードはどのグレードもおしゃれなスリム型です。
60cm、75cm、90cmとそれぞれのサイズがありますが、カラーは主流のシルバーのみです(ミドルグレードのクララにはホワイトとブラックもあります)。
(2)機能
ノーリツは、ハイグレードタイプであっても自動洗浄機能は搭載していません。
ハイグレードタイプはその代わりにサイレント・クリーンフィルターを搭載しており、ファンに届くまでに油やホコリの93%をブロックする仕組みになっています。
また静音設計ですので、音が気になる時間帯でも快適に使用することができます。
(3)価格帯
ほかのメーカーと比較すると、圧倒的にコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
スタンダードグレードだと工事費込みで10万円を下回る価格相場ですし、最上位機種であっても20万円を下回る価格で交換可能です。
2.お手入れ簡単にこだわるノーリツのレンジフード3大人気機種
続いてそれぞれのグレードによってどのような機能があり、どのような価格相場なのか具体的に解説していきます。
ハイグレードタイプからは「イージア」、ミドルグレードタイプからは「クララ(連動あり)、スタンダードグレードタイプからは「ベーシック」を選んでいます。
(1)価格相場
本体価格とともに、標準工事費と税込みの価格相場です。
オプション工事が必要な場合は別途費用がかかります。
60cm | 75cm | 90cm | |
イージア | 180,000円 | 187,000円 | 203,000円 |
クララ (連動あり) | 132,000円 | 140,000円 | 157,000円 |
ベーシック | 96,000円 | 103,000円 | 120,000円 |
(2)機能比較
続いて、グレードごとに搭載されている機能を比較します。
サイレント・クリーンフィルター
最上位機種のイージアには、ダストフィルター、オイルフィルター、オイルトレーの3層構造になっている「サイレント・クリーンフィルター」が搭載されており、ファンが汚れないのでファンのお手入れは10年に一度で済みます。
フィルターは3カ月に一度のお手入れが必要ですが、フッ素コートが施されているので油をサッと洗うことができますし、食洗機でも洗浄が可能です。
ほかのグレードであっても、ノンフィルターでフッ素ナノコートのコーティングになっていますから、油の汚れがこびつきにくくお手入れが楽です。
しかもワンタッチ着脱の仕組みですから、お手入れの際の取り外しも簡単です。
つなぐレシピ
イージアは「つなぐレシピ」というノーリツオリジナルアプリで遠隔操作も可能です。
不在時の空気の入れ替えができるので、快適な室内に帰宅することができます。
コンロ連動
「コンロ連動」はミドルグレードタイプにも搭載されています。
ビルトインガスコンロと連動していますので、コンロを点火すると自動でレンジフードが作動し、コンロを消火するとレンジフードも停止します。
LED照明
「LED照明」もミドルグレードタイプまで搭載しており、明るさや色味を変えて、キッチンの雰囲気作りに一役買ってくれます。
DCモーター
イージアはさらに消費電力を削減できる「DCモーター」を搭載していますから、省エネ効果も期待できます。
風量調節機能
省エネに役立つ「風量調節機能」はイージアのみで、ビルトインガスコンロのプログレとの連動時のみ使用可能です。
イージア | クララ (連動あり) | ベーシック | |
お手入れしやすさ | サイレント・クリーンフィルター お手入れ時期お知らせ | ノンフィルター ワンタッチ着脱 お手入れ時期お知らせ | ノンフィルター お手入れ時期お知らせ |
使い勝手 | アプリ連動 コンロ連動 風量自動調節 キッチンタイマー 独立スイッチ | コンロ連動 風量自動調節 ※ガスコンロ「プログレ」と組み合わせた時のみ | 押しボタン |
エコ機能 | DCモーター 切り忘れ防止 | 切り忘れ防止 | – |
3.ノーリツのシリーズ別レンジフードの特徴と選ぶポイント
ノーリツからはいろいろなシリーズがラインアップされていますので、どのようなニーズの人に最適なのか特徴とともに解説していきます。
(1)イージア(ハイグレード)
イージアは最上位機種なので、多機能で価格も高い設定になっています。
自動洗浄機能は搭載していないものの、サイレント・クリーンフィルターが搭載されているのでお手入れは3カ月に一度だけとたいへん楽です。
それでいて、ほかのメーカーのハイグレードタイプよりも安価ですから、多機能のレンジフードでコストパフォーマンスに優れた製品を探している人におすすめです。
(2)クララタッチ(ハイグレード)
イージアと同じくハイグレードタイプに分類されるのがクララタッチで、ノンフィルターのシロッコファンやオイルトレーは、フッ素ナノコートでコーティングされているので油汚れが付きにくくなっています。
価格はイージアより1万円ほど安いのですが、アプリ連動などの機能はありませんので、お手入れのしやすさや管理のしやすさを考慮すると、イージアの方がおすすめです。
(3)クララ(連動あり・ミドルグレード)
ミドルグレードタイプのクララ(連動あり)は、上位機種同様コンロ連動の機能を搭載していますので、つけ忘れや消し忘れの心配がいりませんから高齢者は助かります。
価格相場もミドルグレードタイプではほかのメーカーと比較して最安値水準ですから、コストパフォーマンスの高いミドルグレードタイプを探している人におすすめです。
(4)クララ(連動なし・ミドルグレード)
クララでもコンロ連動なしのタイプもあります。
連動ありに比較すると2万円ほど安くなりますので、ほかは同じ機能ですからコンロ連動機能が必要ないのであれば、こちらがおすすめです。
(5)ベーシック(スタンダードグレード)
機能を一番スリム化した機種がベーシック(S20シリーズ)で、デザインがほかのグレードと同じでスタイリッシュですし、ノンフィルターなのでフィルターを使用しているレンジフードよりもお手入れが楽です。
最新型で10万円を下回るレンジフードをお探しの人におすすめです。
レンジフードの寿命は?
レンジフードの耐用年数はどのメーカーであっても10年が目安です。
使い方によっては10年より早く交換が必要になる場合がありますし、メンテナンスなど丁寧に扱っていくと10年以上使い続けることが可能です。
10年前後でモーター音など異音を発するようになったら部分故障をしているサインです。
ほかにも、換気の力や排煙の力が弱まってきたなと感じたら、交換のサインになります。
修理でも対応できるケースがありますが、耐用年数を過ぎた場合は、経年劣化の箇所が増えてきますので、修理より買い替えがお得です。
4.まとめ
ノーリツはコストパフォーマンスが高いので、レンジフードの交換にあまり費用をかけたくない人におすすめです。
もちろん最新機種は機能が充実しており、どのグレードを購入しても、これまで10年近く使っていたレンジフードよりもお手入れは楽になります。
また、グレードが高くなるとその分費用も高くなりますが、ひとつひとつ機能が増えていくごとに高性能になり、グレードの差がわかりやすいため、自分のニーズに合ったレンジフードを探しやすいのが特徴です。
ノーリツのレンジフードを希望している方は、まずは自分のニーズを明確にしてからどれにするのか検討するのがいいでしょう。