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できるだけお得にスムーズに交換したい! 給湯器交換のベストなタイミングは?
ガス給湯器は、時期によって交換のしやすさに差があります。
特にガス給湯器の利用頻度が増す冬場は、故障する可能性が最も高まります。
各家庭で同じようなケースが多くなるため、ガス給湯器の交換予約がなかなかできなかったり、希望する機種が品薄になったりします。
こちらの記事を読むと、ガス給湯器の調子がよくないなと感じた際に、交換を依頼する一番よいタイミングやその費用がわかります。
目次
1.給湯器交換のベストシーズンはずばり夏!
ガス給湯器を交換するのであれば、最適なタイミングは6月から9月にかけての夏場です。
それでは、なぜその時期がベストシーズンなのかについて解説していきます。
(1)夏場はガス給湯器のトラブルが発生しにくい
夏場の方が冬場よりも気温が高いので、ガス給湯器に必要なエネルギーが減り、その分だけガス給湯器にかかる負担が軽くなるためトラブルの発生が減ります。
給湯器交換業者の繁忙期を避けることができるため、夏場はスムーズなサービスを受けやすいのです。
(2)夏場は引越しが少ない
春になる3月や4月は、気温は低くないですが、引越しのシーズンになるためガス給湯器の交換は増えます。
給湯器交換業者が忙しくなるため、夏場ほどスムーズに交換しにくくなります。
春よりも引越しが少ない夏場は、給湯器交換に適した時期といえます。
(3)業者の日程の調整がしやすい
夏場は春先や冬場に比べてガス給湯器の需要が少ないため、給湯器交換業者の日程が調整しやすいというのも利点です。
自分の休日などに設定しやすく、さらに早いタイミングでガス給湯器交換できるベストなシーズンが夏場なのです。
(4)新商品のガス給湯器をメーカーが投入する時期は偏りがない
製品によっては、開発された新商品が発売される時期がおおよそ決まっていますが、ガス給湯器については該当しません。
どの時期に新しいガス給湯器が販売されるかは、メーカーによってバラバラです。
そのためできるだけスムーズに交換したい場合、夏場に交換しても商品の新しさなどの面で不利益はありません。
(5)業者が忙しくない時期はスムーズに交換してもらいやすい
ガス給湯器の交換需要が多くなり、給湯器交換業者が忙しくなると日程の調整が難しくなるうえ、需要に反比例して在庫率が下がっていきます。
ですからガス給湯器の交換は、最も需要の少ない夏場が最もおすすめです。
2.できるだけお得に交換する方法
夏場がガス給湯器交換のベストシーズンになりますが、さらにお得に交換するためのポイントがありますのでご紹介していきます。
(1)同じ型番などの給湯器に交換する
たとえ夏場であっても、従来型のガス給湯器を省エネ効果の大きいハイブリッド給湯器に交換するとなると、専用の貯水タンクを設置したり新たな配管工事などが余分に増えたりしますので工事費用が高くなります。
できるだけ費用を抑えてガス給湯器を交換したいのであれば、今使用しているガス給湯器と同じ型番にすることで、余分な工事費用を抑えて、短時間で交換工事をすませることができます。
(2)下請けや協力会社を挟まない業者に依頼する
お得に交換できるガス給湯器を探すポイントは、下請け会社や協力会社を挟まない交換業者に依頼することです。
そうすることで余分に発生する中間マージンを抑え、よりお得にガス給湯器を交換できます。
(3)地元で長く続く業者に依頼する
ガス給湯器交換時には、交通費やガソリン代などの実費費用が工事費に上乗せになるケースがあります。
このような余分な費用を抑えたい場合は、自宅からできるだけ近くにある地元業者に依頼するといいでしょう。
業者によっては、工事後に追加料金を上乗せされるようなトラブルが発生する可能性がありますので、実績があり追加料金の発生しない、信用できる地元で長く続いている業者がおすすめです。
(4)大工さんのいる業者に依頼する
ガス給湯器の交換をどこに依頼するのか検討する際に、大工さんのいる業者が最適です。
大工さんがいない業者だと、工事の際に持ってきた取り付け部品が足りなかった場合、工事が延期になったり、専用の取り付け部品の追加発注で追加料金が発生する可能性があったりするので注意が必要です。
その点、大工さんのいる業者だと、不足している部材を工夫して専用部品がなくても取り付けてくれることがあるので、スムーズな交換工事が期待できます。
経験豊富な大工さんがいる業者だと、家の中で老朽化が心配な場所の修繕や、生活スタイルの変化で不便になった間取りの変更など、小さなリフォームの相談もしやすくなります。
給湯器交換でつながりを作っておくと、いざというときに安心です。
(5)シンプルな機能の給湯器に交換する
交換するとなると、最新型の多機能給湯器に注目しがちですが、実はその分だけ装置も複雑化していますので壊れやすくなります。
ガス給湯器を交換する際は、修理することになった場合の費用も考慮するといいでしょう。
機能がシンプルなガス給湯器の方が、故障が少なく、修理することになった場合も必要な部品が少なくてすむため、長い目で見るとお得です。
点検商法に注意!
近年、給湯器の点検商法によって高額な請求をされるといったトラブルが多くなっており、国民生活センターから注意喚起されています。
なかでも70歳以上の高齢者の被害が目立ちます。
予防策として、電話や自宅訪問でガス給湯器の無料点検を持ちかけられても、インターホン越しに断るようにしてください。
また、契約してしまった後でもクーリングオフができる可能性がありますので、最寄りの消費生活センターに相談するのがいいでしょう。
3.給湯器交換の費用相場
最後に、ガス給湯器の交換費用の相場について紹介します。こちらは給湯器本体価格に、工事費や消費税を含めた費用になります。
一例としてフルオートの給湯器の費用相場を掲載します。
壁掛け給湯器 フルオート
リンナイ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 155,000円 | RUF-A2405AW(B) |
20号 | 150,000円 | RUF-A2005AW(B) |
16号 | 145,000円 | RUF-A1615AW(B) |
ノーリツ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 155,000円 | GT-2470AW BL |
20号 | 150,000円 | GT-2070AW BL |
16号 | 145,000円 | GT-1670AW BL |
据え置き給湯器 フルオート
リンナイ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 180,000円 | RUF-A2400AG(A) |
20号 | 170,000円 | RUF-A2003AG(A) |
壁掛け給湯器(エコジョーズ) フルオート
リンナイ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 190,000円 | RUF-E2406AW(A) |
20号 | 180,000円 | RUF-E2006AW(A) |
16号 | 170,000円 | RUF-E1615AW(A) |
ノーリツ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 190,000円 | GT-C2472AW BL |
20号 | 180,000円 | GT-C2072AW BL |
16号 | 170,000円 | GT-C1672AW BL |
据え置き給湯器(エコジョーズ) フルオート
リンナイ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 190,000円 | RUF-E2405AG(B) |
20号 | 180,000円 | RUF-E2008AG(B) |
16号 | 170,000円 | RUF-E1615AG(B) |
ノーリツ
号数 | 費用相場 | 型番 |
24号 | 185,000円 | GT-C2472AR BL |
20号 | 190,000円 | GT-C2072AR BL |
16号 | 170,000円 | GT-C1672AR BL |
※その他の給湯器の費用相場について、くわしくはこちらのページをご覧ください。
見積もり後に追加料金がかかるかどうかを確認しましょう
費用相場より安い業者を見つけても、ガス給湯器本体の費用だけ掲載している可能性があります。
工事後に追加請求があり、総額では費用相場より高くなるというケースもあるのです。
ですからまずは事前に見積もりを出してもらい、さらに見積もり後や交換工事後に追加料金が発生するのかどうかをしっかり確認するようにするといいでしょう。
4.まとめ
ガス給湯器の調子がよくないと感じていたり、耐用年数を過ぎていたりする場合は、冬場に故障し交換するよりも夏場のうちに一足早く交換しておくのがおすすめです。
また、業者選びの際など、お得に交換できる業者を見分けるポイントや、交換する機種のポイントなどがありますので、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。