お湯が熱い！ 夏に多い給湯器のトラブルと対処法｜ガス給湯器交換サービス

夏に多い給湯器のトラブルには、「お湯が熱い」というものがあります。
故障か故障ではないのかは原因によって異なりますし、故障でないのであれば自分で対処することも可能です。

こちらの記事を読むと、給湯器のお湯が熱い場合の原因・対処法、さらに給湯器交換の際の費用相場についてわかります。

1．夏に多い給湯器のトラブル！ お湯が熱い場合の原因

夏場に給湯器のお湯が熱くなる原因についてあげていきます。

（1）外気温の影響

夏場にお湯が熱いというトラブルの原因が、外気温の上昇です。
外気温が上昇すると、水道水の温度も上昇します。お湯を沸かす力が同じであれば、水道水の温度が上昇することで給湯の温度も上昇するのです。
ですから夏場にお湯が熱くなるのは自然な現象です。

（2）別のリモコンの設定温度が高い

夏場に限らず、お湯が設定温度よりも熱くなるケースがあります。
浴室のリモコンの設定温度が適正でも、キッチンに設置されている別のリモコンの設定温度を高くした場合、その影響で浴室の給湯温度が上昇します。

（3）フィルターが汚れている

浴槽が強制循環式の場合、フィルターに髪や汚れなどが付着していると、設定温度以上の高温になったり逆に低温になることがあります。

（4）サーモスタット混合水栓の故障

サーモスタット混合水栓では、お湯と水の割合を調整して設定温度に近づけます。
こちらが故障していると温度調整が難しくなり、お湯の温度は安定しません。

（5）熱交換器の異常

熱交換器や温度ヒューズなど、給湯器本体内部の不具合によってもお湯が熱くなります。

夏に多い給湯器の異変は故障ではない場合も！

設定した温度よりも熱いお湯が出てくると、給湯器が故障しているのではないかと不安になります。
給湯器の耐用年数である10年を超えて利用している場合は不具合の可能性が高いですが、外気温が高くなっているという原因だけでもお湯は高くなりますので、必ずしも故障とは限りません。

2．「お湯が熱い」「シャワーから突然熱いお湯が出る」対処法と注意点

お湯が熱い場合に自分でできる対処法と、給湯器が故障していて給湯器専門業者への依頼が必要なケースについてご紹介していきます。

（1）故障ではない場合

まずは自分でできる対処法をお伝えします。
対処してみて解決する場合は、給湯器の故障ではありません。

① リモコンの設定温度を変更する

浴室のリモコンの温度設定とキッチンのリモコンの温度設定が異なるためにお湯が熱くなっているのであれば、設定を変更して同じ温度にすれば解決します。

② 外気温の影響を減らす

夏場の猛暑によって水道水の温度が上がりお湯が熱くなっている場合、水道水の温度を上がりにくくする工夫が大切です。
配管に断熱材を巻くことや、直射日光を避けるために日陰を作ることが有効です。
また、水栓をいっぱいに開くことで出湯量を増やし、設定温度に近づけることができますので、使い始めは特に水量を多めにするといいでしょう。

給湯器は一般的に屋外に設置する想定で作られており、外気温の上昇も計算されています。
それでも外気温の影響を大きく受けている場合は、給湯器の寿命が近づいているサインでもあります。
利用して10年を経過しており、自分でできる対処法を試しても改善しないのであれば、給湯器の交換を検討してみましょう。

③ フィルター掃除

浴槽のフィルターが汚れているためお湯が熱くなっている場合は、フィルターを取り外して掃除することで解決します。
衛生面も考慮すると、定期的にフィルターを掃除しておくことが大切です。

④ 水栓が閉まっていないか確認

給湯器は構造上、お湯の水栓が開いて、そこに水が流れると点火するようになっています。
水栓をいっぱいに開けて出湯量を増やすことで設定した温度に近づけることができますので、水栓が閉まっていないか確認してみましょう。

（2）故障している場合

続いて、給湯器が故障しているためにお湯が急に熱くなるパターンを解説していきます。

① サーモスタット混合水栓の故障

サーモスタット混合水栓が故障しているとお湯と水の割合の調整がうまくいかず、温度が安定しなくなります。
キッチンのお湯の温度は問題ないが、シャワーのお湯の温度が安定しない場合が該当します。
これは自分では対処できませんので、専門業者に修理・交換を依頼してください。

② 熱交換器の異常

自分でできる対処法を試してもお湯が熱いままの場合、熱交換器に異常があり、故障している可能性が高いです。
給湯器が故障しているのであれば自分では対処できません。専門業者に依頼して検査してもらい、耐用年数の10年を過ぎているのであれば交換するのがいいでしょう。

3．給湯器交換の費用相場

給湯器の交換が必要になった場合の費用相場についてご紹介いたします。
記載している費用は、給湯器本体価格に工事費、撤去費、消費税込みのものです。
なお、エコジョーズは省エネ給湯器のため、東京都にお住まいの方は「東京ゼロエミポイント」の対象となります。

（1）壁掛け（フルオート）

（2）据え置き（フルオート）

（3）熱源付（フルオート）

（4）マンション前方排気（フルオート）

（5）マンションスリムタイプ（フルオート）

給湯器の価格についてくわしくは、以下のページをご覧ください。

▶給湯器の価格

ダブルチャンス！「東京ゼロエミポイント」と「ノーリツ・キャッシュバックキャンペーン」

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ノーリツのキャッシュバックキャンペーンについては、こちらの記事もご参照ください。

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4．まとめ

夏場になると外気温の上昇で設定温度よりお湯が熱くなりがちですが、それ以外の原因で給湯温度が安定しないケースもあります。
まずは自分でできる対処法を試していただき、それでも不具合が続くようであれば、専門業者に依頼して検査・修理・交換をしてもらうのがいいでしょう。

快適な夏を過ごすためにも、できるだけ早い対処が大切です。