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東京ゼロエミポイントが10月から新制度に!2027年まで延長が決定
東京ゼロエミポイントは、省エネ機器を購入する際に商品券などに交換できるポイントが付与されるため、買い替えを検討する絶好の機会でした。
2024年9月30日で終了したのですが、新制度として10月1日から延長され、さらにわかりやすく使いやすい内容に変更されています。
こちらの記事を読むと、東京ゼロエミポイントの目的やその仕組み、新制度で何が変わったのか、さらに省エネ給湯器の費用相場についてもわかります。
目次
1.東京ゼロエミポイントとは?
2024年10月から新制度へ移行した「東京ゼロエミポイント」とは、何を目的とした、どのような制度なのかについて解説していきます。
(1)省エネ機器への交換でポイントがもらえる東京都の補助金制度
東京都では独自に、設置済みの給湯器やエアコン、冷蔵庫などを省エネ機器へ買い替えることを推進する「家庭のゼロエミション行動推進事業」を実施しています。
そこで付与されるポイントが「東京ゼロエミポイント」です。
東京都民限定の、省エネ機器買い替え補助金制度といえるでしょう。
(2)2024年10月から始まった新制度の概要
東京都は、東京ゼロエミポイントの延長に踏み切りました。
期間延長とともに、これまでの「ポイント付与」方式から、「直接値引き」方式に変わりました。
従来の制度では、購入者自らが申請し、ポイントを商品券などに交換する必要がありました。
しかし、「手続きが面倒」「書類が多くて大変」などの声があったため、新制度では、購入時に登録店舗で直接ポイント分を値引きする仕組みに変更されました。
2030年のカーボンハーフ実現に向け、脱炭素化を加速する必要があるため、より多くの都民が利用できるよう、わかりやすく使いやすい制度に変更されています。
対象機器
エアコン、冷蔵庫、LED照明器具、給湯器
- 給湯器は、エコキュート・エコジョーズ・エコフィール・ハイブリッド給湯器が対象
申請対象
対象機器を購入し設置する都内在住者(法人を除く)
- 当事業に参加登録している販売事業者からの購入に限定
申請期間
買い替え | 2024年10月1日~2027年3月31日 |
新規購入 | 2024年10月1日~2026年3月31日 |
- 予算がなくなり次第終了
- 給湯器については買い替えのみが対象
主な変更点
- 付与されたポイントを商品券などに交換する仕組みから、店頭での直接割引に変更
- 申請者を「購入者」から、事業に登録している「販売事業者」に変更
(3)東京ゼロエミポイントで得られるメリット
購入者にとっての一番のメリットは、「初期費用が高い機器を安く購入できる」「省エネ効果が高いのでランニングコストを抑えることができる」という経済的な点です。
エネルギー価格が高騰し、物価高になっている近年において、経済的なメリットはたいへん助かります。
また、この事業の目的である脱炭素化を加速していくことができるため、2030年までに温室効果ガス排出量を2000年比で半減させ、環境問題を改善していくことにつながっていきます。
2.2024年10月から新たに追加された条件や変更点
2019年から実施されている東京ゼロエミポイントですが、2024年10月からの延長を受け、制度の内容にも大きな変更があります。
(1)ポイントの換算方法
2023年4月1日から2024年9月30日までの東京ゼロエミポイントでは、省エネ給湯器の購入・設置で、LED割引券1,000円分と商品券11,000円に交換できるポイントが付与されていました。
2024年10月1日からはポイントの交換が廃止され、東京ゼロエミポイントに応じた金額(1ポイント1円)を購入時に即時値引する方法(12,000円の値引)に変更になっています。
(2)申請方法|施工事事業者から申請
申請方法も大きく変更されています。
これまでは給湯器を購入・設置後に、購入者が自分自身で申請手続きをする必要がありましたが、2024年10月1日以降の新制度では、申請できるのは登録を済ませている販売事業者のみとなりました。
対象となる省エネ機器を購入しても、登録していない業者であれば東京ゼロエミポイントの対象にはなりませんので注意してください。
私どもガス給湯器交換サービスは登録事業者ですので、東京ゼロエミポイントの申請が可能です。
東京ゼロエミポイントは住宅省エネ2024キャンペーンとの併用が可能!
東京ゼロエミポイントは、「住宅省エネ2024キャンペーン」との併用も可能です。
特に「給湯省エネ2024事業」では、対象となるエコキュートを購入・設置すると最大13万円の補助金を受けることができます。
電気温水器からの交換であればさらに5万円加算されますので、合計18万円もお得にエコキュートに交換が可能です。
ただし、両事業の対象機器である必要がありますので、どの機種にすればいいのかなど心配な方はお気軽にご相談ください。
3.東京ゼロエミポイントを活用した給湯器交換の流れと注意点
新制度になる前の東京ゼロエミポイントは購入者が自分で申請する必要がありましたが、2024年10月1日以降の新制度からは、登録をしている販売事業者のみ申請できるように変更されています。
(1)ポイント申請の期限と必要な書類
機器買い替えの申請期間は2027年3月31日までですが、予算がなくなり次第終了となりますので、給湯器交換を検討されている場合は早めの購入をおすすめします。
購入者が用意するものは「本人確認証」です。
マイナンバーカードや運転免許証など、本人であることが証明でき、東京都内に住んでいることが証明できるものが必要です。
購入先の業者が販売事業者の登録をしているかを確認し、東京ゼロエミポイントの申請希望を販売事業者に伝え、ポイント相当分を値引きしてもらいます。
(2)申請の流れ
東京ゼロエミポイントの申請は販売事業者が行います。
購入者は本人確認証(マイナンバーカードや運転免許証など)をご用意ください。
申請には購入者の同意が必要です。
同意書の内容をご確認いただき、自筆で氏名と電話番号の記入をお願いします。
(3)対象機器の確認方法
給湯器では、エコジョーズ、エコキュート、エコフィール、ハイブリッド給湯器が対象機器になります。
以前の東京ゼロエミポイントの対象機器から変わっているところもありますので、直接販売業者に質問して、新制度の東京ゼロエミポイント対象機器がどうか確認するのがいいでしょう。
(4)注意点
給湯器は「買い替え」のみが東京ゼロエミポイントの対象です。
また、購入した機器は必ず「都内の住宅に設置すること」が義務付けられています。
繰り返しになりますが、「登録している販売事業者」から購入しなければ東京ゼロエミポイントの対象にはなりません。
東京ゼロエミポイントを利用したい場合は、購入する前に、登録している販売事業者なのかを確認するのがいいでしょう。
4.省エネ給湯器の交換費用相場
ここからは、省エネ給湯器の交換費用相場について紹介していきます。
こちらは本体費用のほか、工事費、撤去費、消費税込みの費用相場です。
なお、給湯器大手メーカーのノーリツは、2025年1月6日受注分から「2%~15%の値上げ」になります。
(1)エコジョーズ
壁掛け(フルオート) | 17万円~19万円 |
据え置き(フルオート) | 17万円~19万円 |
(2)エコキュート
460L(フルオート) | 38万円~78万円 |
370L(フルオート) | 48万円~83万円 |
(3)ハイブリッド給湯器
給湯・暖房(フルオート) | 106万円~129万円 |
給湯(フルオート) | 84万円~105万円 |
5.まとめ
エネルギー価格の高騰、物価高の影響を受けて、給湯器の値上げは避けられそうもありません。
初期費用をなるべく抑えるためにも、都内在住であれば東京ゼロエミポイントを有効に活用していくのがいいでしょう。
新制度に移行して仕組みが大きく変わりましたので、内容をしっかり確認し、わからない点は事業に登録している販売事業者に質問してみてください。
私どもガス給湯器交換サービスは、丁寧にご質問お答えし、東京ゼロエミポイントの申請をさせていただきますので、安心してお任せください。