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【光熱費節約&補助金】省エネモデルの給湯器交換のメリット

近年では、電気代やガス代が高止まりして家計を圧迫しています。
光熱費のおよそ3割を占める「給湯」は、省エネ給湯器に交換することで簡単に電気代やガス代を軽減・節約できます。
この記事を読むとエコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯機のそれぞれのメリットやランニングコストの違い、2025年も継続される給湯器交換の補助金制度についてわかります。
目次
1.省エネモデルの給湯器とは?

光熱費を節約できる省エネ給湯器には種類があります。
こちらでは、代表的な3つの省エネ給湯器のモデルを解説していきます。
(1)エコキュート(電気)
エコキュートの燃料は電気ですが、従来の電気温水器とは異なり、ヒートポンプ方式で大気熱を利用してお湯を作ります。
電気は冷媒を循環するときに使うだけですから、電気代を抑えることが可能です。
災害時に断水しても、貯湯タンク内の湯水を生活用水として利用できるので、災害対策用としても有効です。
屋外にヒートポンプユニットと貯湯タンクを設置する必要があるため、設置面積は広くなります。
(2)エコジョーズ(ガス)
エコジョーズはガス給湯器なので、燃料はガスです。
従来のガス給湯器と異なるのは、これまで捨てていた燃焼熱を二次熱交換器で再利用するため、少ないガス使用量で多くのお湯を作ることができる点です。
ドレン排水が発生しますので、従来のガス給湯器からエコジョーズに交換する際には別途配水管工事をする必要があります。
(3)ハイブリッド給湯器(電気+ガス)
ハイブリット給湯器は、エコキュートのヒートポンプ方式とエコジョーズの排熱を二次使用する機能の両方を兼ね備えた省エネ給湯器です。
燃料は電気とガスの両方になります。
高度な技術を駆使して製造しているため、導入時の初期費用が高額です。
エコキュートの場合は湯切れになる心配がありますが、ハイブリッド給湯器はお湯が少なくなってもガスを使ってすぐにお湯を作れるため、湯切れの心配がありません。
2.省エネ給湯器のメリットと節約効果

省エネ給湯器に交換すると具体的にどのようなメリットがあるのか、導入時の初期費用、ランニングコストの紹介とともに解説していきます。
(1)省エネ給湯器のメリット
熱効率が従来よりも高く、少ない燃料で多くのお湯を作ることができるため、光熱費(ランニングコスト)を大幅に削減できるという点が省エネ給湯器のメリットです。
また、消費する燃料が少なくなりますので、排出するCO₂も削減でき、地球の環境保全にも貢献できます。
(2)給湯器の初期費用とランニングコストを比較
省エネ給湯器のモデルごとの初期費用の相場と、ランニングコストの目安について紹介していきます。
初期費用については、給湯器の本体価格の他、標準工事費、撤去費、消費税込みです。
従来型ガス給湯器(フルオート)
初期費用 | 燃料/年間ランニングコスト |
14万から16万円 | 都市ガス/75,000円 LPガス/110,000円 |
従来型電気温水器(フルオート)
初期費用 | 燃料/年間ランニングコスト |
20万から35万円 | 電気/157,000円(東京エナジーエリアの場合) |
エコキュート(フルオート)
初期費用 | 燃料/年間ランニングコスト |
30万から80万円 | 電気/38,000円(東京エナジーエリアの場合) |
エコジョーズ(フルオート)
初期費用 | 燃料/年間ランニングコスト |
17万から19万円 | 都市ガス/63,000円 LPガス/93,000円 |
ハイブリッド給湯器(フルオート)
初期費用 | 燃料/年間ランニングコスト |
80万から100万円 | 電気・都市ガス/44,000円 電気・LPガス/57,000円 |
(3)わが家にはどの給湯器が最適?
どの省エネ給湯器が自宅に最適なのか、判断するポイントについて解説していきます。
オール電化住宅の場合
オール電化であれば、エコキュート一択になるでしょう。
貯湯タンクの容量は、家族の人数に合わせて選んでください。
2人から3人までの家族構成であれば370Lで問題ありませんが、将来4人以上に増える場合は湯切れする可能性がありますので460Lが最適です。
ランニングコストは使用量が同じ湯量であれば違いはありませんが、初期費用は貯湯タンクの容量が大きい方が高額になります。
ガスを利用していて初期費用を抑えたい場合
ガスを利用していて、初期費用を抑えたい場合はエコジョーズがよいでしょう。
単身者であれば16号の給湯能力で問題ありませんが、家族が増えてシャワーと台所の二箇所で同時にお湯を使うのであれば20号、4人以上の家族であれば24号が最適です。
号数が大きくなると1分間に作るお湯の量は増えますが、その分ランニングコストがかかります。
初期費用が高くてもランニングコストを抑えたい場合
初期費用が高くてもランニングコストをさらに抑えたい場合は、ハイブリッド給湯機がおすすめです。
ただし、使用するお湯の量が少ない場合は節約効果が小さいので、お湯の使用量が多くなる4人以上の家族や、太陽光発電を設置している住宅であれば、節約効果が大きいので最適です。
3.【2025年最新】省エネモデル給湯器交換に使える補助金情報

従来型の給湯器よりも省エネ給湯器は初期費用が高額になるというデメリットがありますが、今なら補助金制度を利用してお得に交換できます。
(1)給湯省エネ2025事業
昨年も「給湯省エネ2024事業」という国による支援事業がありましたが、こちらは2025年も継続となりました。
補助金の対象となるのは、エコキュートとハイブリッド給湯機です(エコジョーズは対象外)。
「給湯省エネ2025事業」は、補助金額が前年とやや異なります。
エコキュートであれば基本補助金額6万円、性能による加算金額は最大7万円ですので、最大13万円の補助金が交付されます。
ハイブリッド給湯器は基本補助金額8万円、性能による加算金額は最大7万円ですので、最大15万円の補助金が交付されます。
また、電気温水器からの交換であれば、電気温水器の撤去として4万円が加算されます。
(2)地方自治体の補助金制度
国だけではなく地方自治体が独自に行っている支援事業もありますので、お住まいの自治体の活動を事前に確認しておくのがいいでしょう。
例えば東京都にお住まいの場合は、「東京ゼロエミポイント」を利用することで、エコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器を12,000円お得に交換できます。
こちらは給湯省エネ2025事業との併用も可能です。
(3)申請手続きの流れ
補助金制度の申請手続きは、支援事業によって異なります。給湯省エネ2025事業は、購入先の業者が申請し、申請が通ると業者に補助金が交付され、購入者に還元される仕組みです。
東京ゼロエミポイントの場合は、購入時に値引きされる仕組みになっています。
どちらも申請は業者が行いますので、書類の作成などの手間はかかりません。
(4)補助金の申請スケジュールと注意点
補助金制度は期間が定められています。給湯省エネ2025事業は「2025年12月31日まで」、東京ゼロエミポイント(給湯器の場合)は「2027年3月31日まで」となります。
ただし、期間内であれば必ず補助金が交付されるわけではありませんので、注意が必要です。
また、補助金は予算額に到達すると受付終了となります。
特に給湯省エネ2025事業は、工事終了後の申請になり、補助金の交付まで時間がかかります。
年末にかかると予算がなくなり、補助金が交付されない可能性もありますので、早めの時期に着工するのがよいでしょう。
(5)補助金を活用する場合の業者選びのポイント
給湯省エネ2025事業にしても、東京ゼロエミポイントにしても、支援事業に登録している業者でなければ申請はできません。
省エネ給湯器を購入する際は、事前に必ず登録業者なのか確認することが大切です。
4.よくある質問

Q1. 省エネ給湯器に交換すると、どれくらい光熱費が節約できますか?
一般的な家庭で、年間2万~4万円の節約が可能です。
Q2. どの給湯器が一番省エネですか?
ハイブリッド給湯器が最も効率的ですが、初期費用や設置条件を考慮することが大切です。
Q3. 補助金を使って給湯器を交換する場合、申請の流れは?
給湯省エネ2025事業の場合、「工事完了」→「申請」→「交付決定」→「実績報告」→「交付」の流れです。
申請や実績報告は、購入者ではなく事業に登録している業者が行います。
東京ゼロエミポイントの場合は、販売価格から東京ゼロエミポイント相当分が直接値引きされます。
Q4. 給湯器が故障していなくても交換した方がいい?
古い給湯器は燃費が悪く、光熱費が無駄にかかるので、10年以上経過しているなら交換がおすすめです。
Q5. エコキュートとエコジョーズ、どちらがいい?
電気料金のプランやガスの使用状況によりますが、オール電化ならエコキュート、ガス併用ならエコジョーズがおすすめです。
5.まとめ

家庭の光熱費を軽減し、節約に最も効果が期待できるのは給湯器の交換です。
初期費用が高額な省エネ給湯器も、今ならお得に購入・交換がでます。
給湯器の買い替えを検討されているのであれば、補助金制度を最大限利用できる早い時期をおすすめします。